今日はどんな星が見られるのかな?
あの星はなんだろう?
そんなときに便利な道具が「星座早見盤」です。
使ったことのない方も大丈夫。
簡単な星座早見盤の使い方をご紹介します。
(画像は全てクリックで大きくなります)
星座早見盤のつくり
星座早見盤は2枚の円盤が重なってできています。
上の円盤には方角や時刻、下の円盤には日付や星・星座などが書かれています。
基本的には早見盤を回して、「日付」と「時刻」を合わせることで、その時見られる星を調べることができます。
さっそく使ってみましょう!
その1. 今日見られる星座を調べてみよう!
例:8月1日 夜9時に星を見る場合
1.下の円盤から「日付」を探します。
2.上の円盤から「時刻」を探します。
3.見つけた「日付」と「時刻」が合うように回します。
上の円盤の透明な窓の中が、その時見られる星たちです。
4.自分が向いている方角が書いてある側を手前に持ち、そのまま空にかかげます。
上の円盤の透明な部分に書いてある角度は、地平線からの高さを表しています。
90°が天頂(空のてっぺん)、0°が地平線です。
8月1日 夜9時だと、南の空低いところにいて座やさそり座、空高くにはこと座などが見つかりますね。
その2. ある星座がいつごろ見られるのか調べてみよう!
例:いて座が見たい場合
- 下の円盤から星座を探します。
- 上の円盤の透明な窓の中に入れます。
多くの星座は南の空で一番高く昇って見やすくなるので、南の方角に合わせておくと良いでしょう。 - ちょうどよい日時を読み取ります。
夜8時~9時ごろに見ようと思うと、いて座が真南に来るのは8月中旬ですね。 - あまり早い時間だと空が明るくて見られないので注意が必要です。夜遅い時間であればもっと早い季節に見られることもわかりますね。
おまけ
月って探せないの?
月は星座の星たちとは違う動きをしていて、毎日見える場所が変わってしまうので星座早見盤には書かれていません。
月の見え方はこちら(月の見え方のページ)でもお知らせしています。
早見盤に書いていない明るい星を見つけた!
木星や土星などの惑星かもしれません。惑星も星座の星たちとは動きが違うので、星座早見盤には書かれていません。
惑星の情報はこちら(主な天文現象のページ)も確認してみてください。
今回紹介した以外にも、日の出・日の入りの時刻を調べるなど、星座早見盤を使ってできることはまだまだあります!
もっと詳しく知りたい方はこちら(星座早見盤の使い方【上級編】)も読んでみてくださいね。
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星座早見盤を使いこなして、もっと星空に近づこう!