2024.04.06
今月の星空紹介
札幌 2024年3~4月の星空
![3・4月の空.png](/uploads/images/3%E3%83%BB4%E6%9C%88%E3%81%AE%E7%A9%BA.png)
![星の明るさ.jpeg](/uploads/images/%E6%98%9F%E3%81%AE%E6%98%8E%E3%82%8B%E3%81%95.jpeg)
空の高いところに、柄杓の形の北斗七星が輝きます。弓なりにそり返った柄のカーブを南にのばして、オレンジ色のアークトゥルス、白色のスピカへと結ぶ「春の大曲線」が春の星座を探す目印となります。アークトゥルス、スピカ、デネボラの3つの星を結んだ形は「春の大三角」です。南の空には?(はてな)マークを裏返したような星並びの「ししの大がま」も見つけることができますよ。
【星図のように見える時刻】
3月1日・・・23時ごろ
4月1日・・・21時ごろ
※惑星は、この時間見ることができません。
【月のかたち】
満月・・・3月25日、4月24日
下弦・・・3月4日、4月2日
新月・・・3月10日、4月9日
上弦・・・3月17日、4月16日
星座のおはなし
【おおぐま座】
神話では、美しい妖精カリストが呪いをかけられ熊に変身した姿が、おおぐま座だと言われます。狩人として成長した息子に獲物と間違われて仕留められてしまいそうなところを、大神ゼウスが急いで空に上げ、息子も熊の姿に変えて星座としました。こうしておおぐま座・こぐま座、親子の熊の星座が誕生したのですが、なんだか切ないお話ですね。
【みつけかた】
7つの星からなるスプーンのような星並び「北斗七星」は、春の星空でとても分かりやすい目印です。おおぐま座の一部になっていて、熊の背中からおしり、しっぽを表しています。暗い空で観察すると、顔を表す三角形や足の先に2つずつ並ぶ爪の星も見えてきますよ。しっぽの長い熊の姿を想像してみてください。
3月・・・北東の空 21時ごろ
4月・・・北の空 21時ごろ
![おおぐま座.jpg](/uploads/images/%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%90%E3%81%BE%E5%BA%A7.jpg)
旬の話題
【スターリンク衛星】
夜空を見上げるとたくさんの光が一列に並んで動く様子が見られることがあります。これはアメリカの衛星インターネットサービス「スターリンク」のための人工衛星の姿です。一度に数十機の衛星を打ち上げることで、列車のように一列になって見えるので「スターリンクトレイン」とも呼ばれます。
打ち上げから数日間は見られます。定期的に打ち上げているので、最新情報をチェックしてみてください。
![スターリンク(1205撮影).png](/uploads/images/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%EF%BC%881205%E6%92%AE%E5%BD%B1%EF%BC%89.png)
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