2020年夏、ネオワイズ彗星(C/2020 F3 (NEOWISE))が見ごろです。明るさは3等級程度と予想されていましたが、実際には1等級程度の明るい彗星となりました。日本で明るい彗星が見られるのは久しぶりのことですね。
7月4日に近日点を通過し、徐々に暗くなっていくと予想されますが、しばらくは彗星の姿を楽しめそうです。
科学館のTwitterアカウントでも職員撮影の写真を随時公開しています。
#ネオワイズ彗星(C/2020 F3 (NEOWISE))7月18日21時頃、ルスツの山の頂から撮影。下は雲海、上は満天の星、浮かび上がる羊蹄山の上で淡く輝くネオワイズ彗星。
数日通いつめて出会えた奇跡の景色は、言葉にできないほど美しく幻想的でした。#北海道#C2020F3 #NEOWISE #cometNEOWISE pic.twitter.com/JuqoDBsEwm
— 札幌市青少年科学館・札幌市天文台 (@SapporoSC) July 18, 2020
#ネオワイズ彗星 札幌の街の見下ろす高台からも、JRタワーとともに彗星の姿をとらえることができました。7/10未明の撮影です。7月中旬までは明け方北東低空、中旬以降は夕方北西の空にまわりますが、徐々に暗くなっていきます。 pic.twitter.com/xfTdbVoy5Z
— 札幌市青少年科学館・札幌市天文台 (@SapporoSC) July 10, 2020
空の条件によっては肉眼で見つけることもできますが、彗星は恒星や惑星と違いぼんやりとした姿で見られます。明るいとはいっても少し見つけるのは難しい天体です。双眼鏡などを使えば、より見つけやすいですよ。
また、街明かりが非常に少ない場所でなければ、肉眼で尾の姿を見るのは難しいでしょう。適度な設定で撮影すれば尾も見ることができます。
見つけ方(画像はクリックで大きくなります)
北の方角、北斗七星を目印に探しましょう。柄杓のすくう部分から、少し低い位置に見られます。
数日間のネオワイズ彗星の札幌での見え方
・2020年7月22日夜
・2020年7月23日夜
・2020年7月24日夜
・2020年7月25日夜
・2020年7月26日夜