解説員が科学館の楽しみ方をそれぞれの目線で紹介する「解説員のおすすめ」。
今回の記事は小野寺が担当します。
2021年9~12月の期間は「センサー」についてのサイエンスショーを行っています。
みなさんはもうご覧になりましたか。
センサーとは、扱いにくい情報を人間と機械が扱いやすい信号に置き換えるものです。このセンサーは自動ドアやテレビのリモコンなど、私たちの生活のあらゆる場所で活躍しており、科学館の展示物にも使われています。
そこで今回は「センサーが使われている展示物3選」をご紹介します。
1つ目に紹介するのは、3階にある光のスイッチです。
この展示物には、【赤外線センサー】が使われています。
光のスイッチは「10秒間で赤外線を何回さえぎることができるか」に挑戦する展示物です。
札幌市青少年科学館のTwitterで私が実際に挑戦している動画がありますので、ぜひご覧ください。
(札幌市青少年科学館・札幌市天文台ではTwitterを使っています
を見てくださいね。
ちなみに、この時の記録は803回でした。みなさんの挑戦、お待ちしています。
2つ目に紹介するのは、2階にある雪のシャンデリアです。
この展示物には、【音センサー】が使われています。
雪のシャンデリアの前で拍手をすると、その音をセンサーが感知して、シャンデリアに明かりが灯ります。
拍手の音が大きいほど、シャンデリアの高い場所にある明かりが点くので、1番上まで光るようにたくさん手を叩いてみてください。
また、光っている雪のシャンデリアはきらびやかで、科学館のおすすめ写真スポットの1つです。
最後に紹介する展示物は、3階にあるディスタンス・ベアです。
この展示物には、【超音波センサー】が使われています。
ディスタンス・ベアは近づきすぎると吠えられてしまうので、吠えられないギリギリの場所を探してみてください。
友達やご家族で「だれが1番吠えられずに近づけるか」、勝負するのも楽しいです。
また、このディスタンス・ベアは常設展示物ではなく、新型コロナウイルスの影響等で現在休止中している展示物に代わって、多くのお客様に科学館を楽しんでもらいたいという想いから、科学館職員が製作した展示物の1つです。
ディスタンス・ベアで遊ぶお客様の笑顔が見ることができたら、幸いです。
今回は「センサーが使われている展示物3選」をご紹介しましたが、ほかにもセンサーが使われている展示物はたくさんありますので、科学館に遊びに来たときは見つけてみてください。
(令和3年11月30日)