解説員のメンバーが科学館の楽しみ方をそれぞれの目線で紹介する「解説員のおすすめ」。
今回の記事は解説員の荒が担当します。
今回は、形や色などが事実と違った見え方をする目の錯覚を体験できる5つの不思議な錯視展示をご紹介します。
まずは、【渦巻錯視(うずまきさくし)】
2階の「恐竜のすがたが映る」展示物のとなりにあります。
白黒の模様がついた円盤が回転している前で、指を広げて手を振ってみると円盤の模様が止まって見えたり、逆向きに動きだすように見えます!
つづいては、3階の「錯覚のへや」のそばに展示している4つの錯視展示です。
1つずつ紹介をしていきます。
【ムンカー・ホワイト錯視】
横棒の先についている円が上下に移動します。
円を注意深く見てみると、円の色は変わっていないはずなのに、上と下にあるときに色が変わって見えます。
とても不思議ですね。
【渦巻錯視】
回転する渦巻模様を10秒みたあとに自分の手のひらをみてみると…、どう見えるかな!?
ぜひ、実際に体験してみてください!
【ジョバネッリ錯視】
等間隔に並んだ黄色の円がジャカジャカ♪と音を立てて、それぞれ回ります。
黄色の円は緑色の点を中心に回転しているので緑色の点をよく見てみると本当は動いていないはずなのですが黄色の円の中心から離れる方向にずれて見えます。
【エビングハウス錯視】
左右の中央にある緑色の円は同じ大きさです。
中央の緑色の円はそのままの位置で、白い大きな円盤が回転して周囲の青い円が入れ替わると緑色の円の大きさはどのように見えるでしょうか。
ぜひ、実際に見に来てください。
今回、紹介したものは2020年夏の特別展『えっ!どうして?不思議な錯覚の世界』で展示した科学館の職員による手作り展示物です。
◎おまけ◎
|
これらの展示物を手がけた本間職員に聞くと、「小さな子がそばに来ても安全に見ることができるように心がけました。」とお話をしていました。
科学館に来たときには、これらの展示物をぜひ楽しんでくださいね。