工作や実験などのさまざまな科学体験ができるイベント「科学“大”実験」を7月に開催いたしました。
このイベントは、文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生事業(COCプラス)」の一環として、手稲区にある北海道科学大学との共催で初めて企画したものです。
北海道科学大学の教員と学生が、工作・実験・トレーニングの3つのテーマごとに体験ブースを設け、科学とものづくりの面白さを伝えました。
工作ブースでは、ビー玉を振ると発電してLEDが光る「フリフリ発電器」作りにチャレンジしました。
電気電子工学科の木村尚仁先生が電気のできる原理を説明すると子どもたちも興味津津。
大学生のお兄さんたちに手伝ってもらいながら、工作を完成させていました。
機械工学科の平元理峰先生の実験ブースでは、空気をテーマに空気砲や空っぽのボウルを重ねて作った球の内側を真空にすることで離れない「マクデブルクの半球」などを体験。
大きな魚型の風船をリモコンで操縦する体験では、ゆったりとヒレを動かす様子に、子どもたちは歓声を上げていました。
トレーニングブースでは、バランスをテーマに、体の重心を変えることで綱引きや手押し相撲に勝つコツを伝授。
理学療法科の春名弘一先生と細谷志帆先生が「体の重心は上にあるとフラフラしますが、下にずらすだけで安定して立つことができるんです」と実演を交えて立ち方を紹介すると、体格が小さな子どもでも手押し相撲で勝つことができるようになりました。
会場には、北海道科学大学のマスコットキャラクター「かがくガオ―」も登場し、子どもたちの人気者になっていました。
当館の「サイエンジャー」が「かがくガオ―」君に館内を案内する一場面も。
科学を愛するキャラクター同志、友情を育んでいこうと握手していました。
(平成29年7月9日開催)