空の高いところ、7つの星をひしゃくの形に結んでみましょう。おおぐま座の目印である「北斗七星」が見つかります。
北斗七星の柄の部分のカーブをのばしていくと、うしかい座のアークトゥルスやおとめ座のスピカがあります。この北斗七星からスピカまでの大きなカーブは「春の大曲線」と呼ばれています。さらにこのカーブの先には、四角い星並びが特徴的なからす座も見つかります。
【星図のように見える時刻】
3月・・・23時ごろ
4月・・・21時ごろ
※ 惑星の位置は変化するため、4月1日の位置を示しています。
宇宙ミッションを追え!
【太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ(PSP)」】
PSPは2018年8月にNASAが打ち上げた探査機です。太陽を周回しながら、太陽を包む100万度のガスや太陽風が起きる仕組みなどを探査しています。
史上初めて太陽に約600万km(太陽約4個分の距離)まで近づくPSPは、太陽の強烈な高温から身を守るために分厚い耐熱シールドを持っており、すでに数回の接近と観測に成功しています。これからも、謎に包まれた太陽の意外な素顔を解き明かしていくことでしょう。
星座のおはなし
【うみへび座のおはなし】
88ある星座の中で一番大きな星座がうみへび座です。春に南の空の低い位置に横たわっています。
うみへびの頭の部分はかに座のすぐ下で、しっぽはてんびん座の下まで伸びています。頭の部分からカーブして連なる星の並びは、ムチのようにしなやかに曲がるヤナギの枝に見立てられていて、中国では「柳宿(りゅうしゅく)」と呼ばれています。
【みつけかた】
うみへび座の目印は、うみへびの心臓近くで赤く輝く2等星のアルファルドです。しし座の「ししの大がま」で輝くレグルスを南にのばして見つけましょう。
3・4月・・・21時ごろ 南の空
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