冬の足音が聞こえてくるこの季節、夜の時間が長くなり星を見るチャンスも増えてきます。5つの星がWの形に並んだカシオペヤ座や、「秋の四辺形」を目印に星座をたどってみましょう。
東の空からは「冬の大三角」も登場です。おうし座のアルデバランの近くには「すばる」があり、空の条件が良ければ肉眼でも6~7個の星の集まりを見ることができます。
【星図のように見える時刻】
11月・・・23時ごろ
12月・・・21時ごろ
※ 惑星はこの時間、見ることができません。
宇宙ミッションを追え!
【国際宇宙ステーション】
国際宇宙ステーション(ISS)は地球の上空約400kmの軌道を回っています。地球の大きさをりんごに例えると、りんごの表面から4mmの高さをISSが飛んでいます。「宇宙」といいながら意外と近いですね。地上とは異なり重力の影響がほとんどない環境を活かして、いろいろな研究がされています。
現在は6人の宇宙飛行士が常に滞在しており、これまでの滞在者の中には日本人宇宙飛行士も7人います。2019年末からは野口聡一宇宙飛行士が滞在予定です。
星座のおはなし
2匹の魚の正体は、美と愛の女神アフロディテとその子どもエロス。ある日、川岸を散歩中の2人に怪物が襲いかかります。魚に変身して皮に飛び込み命拾いした2人は、はぐれないように尻尾をリボンで結んだとされています。
【みつけかた】
まずは4つの星で形作る秋の四辺形を見つけましょう。うお座は、秋の四辺形を挟むように「く」の字の星並びをたどっていくと見つけることができます。さくらんぼの形に似ていますね。
11月・・・21時ごろ 南の空
12月・・・21時ごろ 南西の空
部分日食を見よう!
2019年12月26日の夕方には部分日食が起こります。14時30分ごろから始まり、最も欠けるのは15時30分ごろです。欠けながら沈んでいく低い位置での日食なので、西の空がよく開けた場所がおすすめです。
今回、日本では部分日食ですが、シンガポールやグアムなどの地域では金環日食になります。年末に旅行に行く方はチャンスですね!観察するときは、直接見ると目を傷めてしまうので日食グラスを使いましょう。
2019年12月26日 札幌での日食のイメージ(ステラナビゲータ10/(株)アストロアーツ)
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