冬は明るい星が多く、1年で最も夜空が美しい季節です。まずは、南の空に並んだ3つの星とそれらをはさむ赤い星ベテルギウス、青白い星リゲルを目印にオリオン座を見つけましょう。
ベテルギウスとおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶと「冬の大三角」を作ることができます。さらに、冬の夜空に輝く6つの1等星をつないで「冬のダイヤモンド」を探してみましょう。
【星図のように見える時刻】
1月・・・23時ごろ
2月・・・21時ごろ
※ 惑星の位置は変化するため、2月1日の位置を示しています。
太陽系のなかま
太陽は私たちの生活に最も身近な天体です。自分で光り輝く太陽は、夜空の多くの星と同じ「恒星」という種類の星です。中心部では核融合反応が行われ、その温度は約1500万℃にもなります。
外側を取り巻くガスは「コロナ」、大きく吹き出したガスは「プロミネンス」といいます。
2019年1月6日(日曜日)の午前中には部分日食が起こります。午前8時45分ごろから欠け始め、11時45分ごろに丸い姿に戻ります。
太陽の光はとても強いので、直接見ないように気をつけましょう!
(2012年の日食の様子)
星座のおはなし
ぎょしゃ(御者)とは、馬車に乗って馬をあやつる人のことです。ぎょしゃ座は、アテネの王となったエリクトニウスがモデルと言われています。
エリクトニウスは生まれつき足が不自由でしたが、自由に動き回ることができるように馬車を発明しました。その馬車で真っ先に敵陣に飛び込み大活躍したことから、その功績を称えてぎょしゃ座として星空へ上げられました。
【みつけかた】
南の空の少し高い所にある「冬のダイヤモンド」から探していきましょう。冬のダイヤモンドの中で特に空高くにあり、黄色っぽい輝きの星が1等星のカペラです。カペラから近くの星を結んでできる、将棋の駒のような五角形をしているのがぎょしゃ座です。
1月・・・21時ごろ 南東の空
2月・・・21時ごろ 南西の空
「星空散歩」ダウンロード
「星空散歩」のダウンロードページはこちら