秋から冬へ季節が移り変わり、夜が長いこの時期はゆっくりと星を見ることができます。「秋の四辺形」を含むペガスス座が西の空に傾く頃、空の高い所には、アンドロメダ姫を救った勇者ペルセウス座の姿が見られます。
また、東の空からは街明かりの中でも見つけやすい「冬の大三角」が姿を表します。三角をつくる星の一つ、ベテルギウスを含むオリオン座は、明るい星をたくさん含む砂時計のような形が特徴的です。
「月と惑星の案内」
12月中旬、日の出前の南東の空では、細い月が惑星の側を通る様子が見られます。まずは明るい木星が見つけやすいでしょう。 木星から少し高いところには火星が見つかります。その近くには春の星座であるおとめ座の1等星スピカがあります。朝早い時間ですが、早起きして探してみましょう。 |
星座のお話
11月・・・21時ごろ 南の空
12月・・・21時ごろ 南西の空
「一番近くの銀河」
私たちの銀河系から一番近い銀河※1を知っていますか?アンドロメダ座の腰のあたりにあるアンドロメダ銀河という銀河です。近いといっても地球からは光の速さで230万年かかる距離※2です。私たちの銀河系とアンドロメダ銀河は引き合っており、40億年後には合体して新しい銀河になると言われています。 ※1: 銀河系と同じくらいの大きさのもの。 ※2: 「天文年間2017」より |
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