5/1 午後11時ごろ
6/1 午後9時ごろ
※惑星の位置は変化するため、6月1日の位置を示しています。
すっかり暖かくなり、札幌も春の陽気を感じられるようになってきました。夜空でも春の星座が主役となっています。
南の空高いところには、オレンジ色の星アークトゥルスが輝きます。札幌から見られる恒星の中では2番目に明るい星であるため、だいたいの場所が分かればすぐに見つけることができます。北斗七星の持ち手のカーブを伸ばして探してみましょう。アークトゥルスを通り過ぎて、さらにカーブを伸ばしていった先には、スピカが青白い光を放っています。アークトゥルスを男の人の星、スピカを女の人の星とし、2つ合わせて「春の夫婦星」と呼ばれています。アークトゥルスとスピカ・しし座のデネボラを結ぶと春の大三角となります。
夕方、西の空低空には木星と金星、南東の空低空には土星を見つけることができます。空が開けた場所でぜひ見つけてみてください。
月と惑星のあんない
日が暮れた頃、西の空には木星と金星が並びます。日が経つにつれてふたつの惑星は近付いてゆき、6月の終わりには寄り添うようにして輝きます。
一方その頃、南~南東の空では、今見頃の土星が輝いています。一晩で3つの惑星を楽しむことができるこの機会に、夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。