図のように見える時刻
1月1日/午後11時ころ
2月1日/午後9時ころ |
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1年の中で最も寒さが厳しくなるこの時季の空は、冬の星座たちが主役となります。南の空には、冬を代表する星座オリオン座を見ることができます。一列に並ぶ三ツ星を囲うように4つの明るい星が位置しており、砂時計に似ているその星並びは街の中でも見つけることができます。
また、オリオン座のベテルギウスとおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結んでできる大きな三角形の星並びは、冬の大三角と呼ばれます。
冬の大三角の上に目を移すと、明るい星が2つ輝いているのが分かるでしょう。これらはふたご座のカストルとポルックス。それぞれふたごの頭に位置している星です。また、東の空に目を向けると、春の星座であるかに座としし座の間に、ひときわ輝く木星を見ることができます。
冬は明るい星がたくさん見られる時季です。暖かい服装で星空散歩にでかけましょう。
月と惑星のあんない
ちょうど見ごろを迎えている惑星は、木星です。ほぼ一晩中見ることができます。 さらに明け方には、南東~南の空に土星も見ることができます。今年のこの時季は、てんびん座~さそり座に位置しています。0等級の明るさで輝いていますが、低空のため月を目印に探してみるのもいいのではないでしょうか。
2015年天文現象
4月4日(土)の皆既月食が注目されます。昨年10月の皆既月食と比べると皆既食の時間は短いですが、欠け始めから終わりまで全て見られる条件の良い月食です。<月の出17:52、部分月食始まり19:15、皆既月食20:54~21:06、部分月食終わり22:45>
また、12月15日(火)午前3時ごろにピークを迎えるふたご座流星群は、月明かりの影響もなく14日の日没から15日の夜明けにかけて一晩中多くの流星を見ることができそうです。
1月4日 |
しぶんぎ座流星群 極大 (極大1月4日11時 条件 最悪、HR=20) |
3月20日 |
ヨーロッパで皆既日食 ※札幌では見られない |
4月4日 |
皆既月食(時刻は上記参照) |
5月6日 |
みずがめ座η(エータ)流星群 極大 (極大5月6日23時 条件 最悪、HR=10) |
8月13日 |
ペルセウス座流星群 極大 (極大8月13日15時 条件 最良、HR=60) |
9月13日 |
アフリカ南部で部分日食 ※札幌では見られない |
9月28日 |
ヨーロッパ・アフリカ・南北アメリカで皆既月食 ※札幌では見られない |
10月22日 |
オリオン座流星群 極大 (極大10月22日 条件 良、HR=20) |
11月18日 |
しし座流星群 極大 (極大11月18日13時 条件 最良 、HR=15) |
12月15日 |
ふたご座流星群 極大 (極大12月15日03時 条件 最良、HR=80) |
※HR・・・一番多く見られる時の1時間平均出現数(数値は「天文年鑑2015年版」より)
さらに詳しく知りたい方は、「主な天文現象2015年」のページをご覧ください。