図のように見える時刻 11月1日/午後11時ころ 12月1日/午後9時ころ |
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冬の訪れを身近に感じられる頃となりましたが、星空では秋と冬の星座を楽しむことができます。
秋の星座のおひつじ座やくじら座が見頃を迎えていますが、明るい星が少なく街明かりの中では見つけづらいかもしれません。それでも、西の空の秋の四辺形からは、アンドロメダ座やW字形の星並びのカシオペア座といった秋の星座をたどれます。
一方、東の空には、秋の星座とは対照的に明るい星を伴った冬の星座が見つかります。まず目に入るのが、1等星アルデバランや、すばる(プレアデス星団)が輝くおうし座です。その東側には、0等星カペラが目印の五角形の星並び、ぎょしゃ座があります。また、おうし座の下には、明るい4つの星が三つ星を取り囲むオリオン座の星並びを見て取れます。
空気が澄み、夜が長いこの時期、暖かい服装をして秋から冬に向けての星空散歩を楽しんでください。
月と惑星のあんない
今年の11・12月は、真夜中、東の空から木星が昇ってきます。今年のこの時期は、しし座のところで輝いています。木星はとても明るく、見つけやすい惑星です。月は、下弦の頃になると、木星に寄り添うようにして空に現れます。月の明るさに負けず劣らず輝く木星と月との競演。ぜひご覧ください。
ふたご座流星群
12月5日から20日は、三大流星群の一つふたご座流星群の時季です。ふたご座流星群は、多くの流れ星に加え、通常の流れ星よりも明るい「火球」が見られる可能性があります。また、最もたくさんの流れ星が見られる極大は12月14日21時と予想されています。空の暗い場所であれば、1時間に数十個の流れ星が見られるかもしれません。流れ星を見るのに道具は必要ありません。街明かりの少ない安全な場所で、空全体を眺めるのがコツです。みなさんも流れ星探しにチャレンジしましょう!