図のように見える時刻 5月1日/午後11時ころ 6月1日/午後9時ころ ※惑星の位置は変化するため、6月1日の位置を示しています。 |
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ぽかぽかとした日差しを感じられるようになり、少しずつ暖かい季節が近づいてきました。この時季見ごろのお誕生日星座は、しし座とおとめ座です。しし座のレグルスから星をたどっていくと「?(はてなマーク)」を裏返したような星並びを見つけることができます。草を刈り取る鎌のような形をしていることから、「ししの大鎌」と呼ばれています。また、ひしゃくの形をした北斗七星の持ち手のカーブを伸ばしていくと、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカを見つけることができます。
しし座のデネボラ、おとめ座のスピカ、うしかい座のアークトゥルスを結ぶと、「春の大三角」ができ上がります。
今年のこの時季は、おとめ座で火星が、てんびん座で土星がひときわ明るく輝きます。かろうじて西の低空に木星も見ることができます。ぜひ科学館や札幌市天文台の観望会に参加して、望遠鏡で惑星を見てみましょう。
月と惑星のあんない
火星は、4月に地球との接近を終えましたが、まだまだマイナス等級の明るさを保っています。土星は、ほぼ一晩中見ることができます。月は、火星から土星へと順番に寄り添いながら毎日移動していきます。月と惑星のランデブーをぜひお楽しみください。
夏至ってなんだろう?
今年の6月21日は夏至です。日本では、一年の中で一番昼が長く、一番太陽が高く昇る日となります。逆に、太陽が最も低く昇る日は、冬至と言います。
地球は、毎日コマのようにぐるぐる回りながら(自転)、一年かけて太陽の周りを回っています(公転)。地軸(コマで言う真ん中の軸)は、まっすぐ縦になっているわけではなく、少し傾いています。地軸が傾いているため、一年の中で昼の長さが変わったり、太陽の昇る高さが変わったりするのです。