天気予報の作り方

 日本で初めて天気予報が発表されたのは、今から128年前の1884年6月1日です。「風向きは定まらず天気は変わりやすい。幾分、雨が降りやすい」という日本全体を対象とした予報でした。今では町ごと、時間ごとの天気予報が発表されていますが、天気予報はどうやって作られているのでしょうか。

 天気予報を作るには、まず、今の天気がどうなっているのかを正確に調べます。日本だけではなく、世界中の観測所で決まった時刻に一斉に観測した気圧、気温、風、雨といったデータや気象衛星や航空機などが観測したデータを、気象庁のスーパーコンピュータに集めます。コンピュータでは、このデータを使って地球を取りまく空気がどう変化するかを計算し、9日先までの予想天気図を作成します。

 これを基に予報官が天気予報を考えるのですが、予想天気図には誤差があります。予報官は予想図と実際の低気圧の動きの違いを把握し、その地域の天気の「くせ」なども考えて天気予報を発表しています。



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