みなさんは、線路を走る列車の下をのぞいてみたことがありますか。大きな金属の車輪が、列車をささえていますね。列車は、この車輪とレールのまさつを利用して走っているのです。
ところが、この方式では速度が増すと、車輪が空回りしたり、すべったりするので、時速350kmくらいが限界といわれています。
わたしたちは少しでも速く、少しでも快適に旅をしたいと思っています。
このため、レールから車体をわずかに浮かせて高速で走る、新しい方式の列車が研究開発されています。
これが、リニアモーターカーなのです。
《リニアモーターカー・マグレブ》
リニアモーターカーにも、いろいろな種類があります。
現在、鉄道総合技術研究所で開発中の列車が、リニアモーターカー・マグレブです。マグレブには「磁気浮上」という意味があり、列車は約10cm浮かび上がって走ります。