見える!見えない!こりゃなんだ!?
スイッチを入れたり、切ったりするだけで、透明から不透明へ・不透明から透明へと自由に変化する不思議なガラスが開発されました。
その名も瞬間調光ガラスといいます。
なぜ、ガラスの向こう側が見えたり、見えなくなったりするのでしょう。
じつは、このガラスは、2枚のガラスの間に液晶シートをはさみ込んで作った合わせガラスなのです。
液晶シートに電圧を加え液晶分子の並び方(配列)を調節して、光を通したり、さえぎったりしています。
液晶は細長い分子が一方向に整列した構造をしていますが、ここに電圧を加えると「分子全体が電圧を加えた方向に向きを変える」という性質を持っています。
つまり、電圧を加えないと、光は液晶分子にじゃまされて通り抜けられませんが、電圧を加えることによって液晶分子が光を通す向きに並ぶので、なんなくその間を通り抜けることができるのです。これが不透明から透明に変わるひみつなのです。
窓からカーテンがなくなり、スッキリ!??
こんな風景が近い将来見られるかもしれませんね。