約5億7千万年前、それまでとは違った、かたい殻や骨などを持つ生物が現れ、種類も急にふえて海の世界は大きく変わりました。
海の中で生物が急速な進化をとげたこの時代を古生代と呼んでいます。
この頃、世界中の浅い海で三葉虫やオウムガイが栄え、そして古生代中期には、魚類時代といわれるほど魚だちが繁栄しました。
しかし約3億6千万年前、生物の進化の過程で大きな革命が起こりました。それまで水の中で暮らしていた魚類のうちの一部が、背骨を持つセキツイ動物としては初めて陸上に上がり始めたのです。
彼らの中からやがて両生類に進化したものが現れ、さらに古生代後期には、一生水辺から離れて暮らせる爬虫類も登場しました。