雨上がり、日光がさすと、美しい七色の虹が現れることがあります。また、タやけや朝やけが空を赤くそめたり、晴れた日中の空が青くみえるのはなぜなのでしょうか。
太陽の光がわたしたちのところにとどくまでには、厚い大気の中を通りぬけてきます。
また、太陽の光には、波長の長い赤から波長の短い青まで、七つの色の光が含まれています。光が物にあたったときの反射のようすは、波長によって決まっています。
雨上がり、虹が見えるのは、空気中の雨つぶの一つ一つに日光があたり、水滴を透して光が折れ曲がり反射すると、いろいろな波長の光にわかれます。その光が再び空気中に出ていくために、太陽と反対の方向に七色の虹となって現れるのです。
虹は、いろいろな方法で見ることができます。まず、簡単な方法で虹を作ってみましょう。
1.フラスコに水を入れて日光にあてる。
2.太陽を背にして、ホースなどで水をまき散らしたり、霧吹きを使って虹を作ってみる。
3.プリズムでみる。
この他にいろいろな方法で虹を作ることができます。みなさんも、七色の美しい虹をつくってみましょう。
夕焼けが赤いのは、夕方の光は空気中を通る距離が長いので、青い光が反射され、赤い光だけがとどくからです。
また、空が青く見えるのは、青い光が空気の小さなつぶにあたって反射(散乱)するからです。