鏡はどのようにして作るのでしょう。良い鏡を作るにはガラスに歪のないことも第一の条件になります。ガラスが鏡になるまでをかんたんに説明してみましょう。
水に硝酸銀をとかした液に、さらにアンモニア水を加えてできた液(A液)と水にロッシェル塩をとかした液(B液)を作ります。
よく洗ったガラスをあたため、上からA液と、B液を同じ量まぜた液を注ぎます。するとガラスであたためられた硝酸銀は硝酸と銀にわかれ、銀はガラスの表面に付き、ガラスをメッキします。
水洗いした後に自然にかわかし、銀がはげないように銀の表面に黒いエナメルをぬり、かわかしてでき上がりです。
じつは、鏡はガラスの片面にうすく銀が塗ってあり、金属の光る性質を利用しているのです。