札幌 2013年3月・4月の星空

星図2013年3・4月 toukyu2011

 

 

図のように見える時期

  • 3月1日/午後10時ころ
  • 3月15日/午後9時ころ
  • 4月1日/午後8時ころ
  • 4月15日/午後7時ころ
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 春の宵、空高いところには北斗七星の7つ星がスプーンの形に並んで輝いています。スプーンの持ち手のカーブを伸ばしていくとオレンジ色の星うしかい座アークトゥルス、さらに伸ばすと白い星おとめ座スピカを見つけることができます。アークトゥルスは、春の夜空の中では大変明るく目立って輝きますが、これは全天で4番目に明るい星であるためです。それに比べ、おとめ座スピカは暗く見えますが、2万度という非常に高温で燃えている星です。北斗七星の持ち手からこの2つの星までつながるカーブは、春の大曲線と呼ばれます。  春の大三角は、アークトゥルススピカしし座の2等星デネボラをつないでできる三角です。アークトゥルススピカが見つかれば、その西側へ二等辺三角形の形になるようなところにデネボラが見つかるはずです。そのさらに西側には、しし座の1等星レグルスが輝いています。レグルスから「?」マークを裏返したような形に星が並んだししの大がまは、しし座を見つける良い目印となってくれます。  おとめ座スピカから少し東側に離れたところには土星が明るく輝き、春の夜空に彩をそえてくれています。寒い冬が終わり、少しずつ暖かくなってきましたので、晴れた日にはぜひ夜空を眺めにお出かけしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

ろくぶんぎ座

ろくぶんぎ座 星座絵   「六分儀(ろくぶんぎ)」とは、天体の高さを測定し自分が今いる緯度・経度を調べる道具のことを言います。円の6分の1の扇形をしていることから、頭に六という数字がついています。ちなみに、四分儀や八分儀もあります。 ポーランドの天文学者ヘベリウスは、六分儀を愛用していましたが、自宅が火事になった際に焼失してしまいました。そこで、しし座うみへび座の間にろくぶんぎ座を作り、2つの星座に守ってもらうことにしたそうです。 ろくぶんぎ座は、明るい星がなく目立たない星座です。一番明るい星でも4等星という暗さです。しかし、ししの大がまレグルスと、そのすぐ上の星を結んで下に伸ばしていくと、ろくぶんぎ座の星を見つけることができますので、ぜひこの機会に探してみてください。
<写真> ろくぶんぎ座のレンズ状銀河NGC 3115  ©ESO/VLT NGC 3115(ESO/VLT)

 

 

 

パンスターズ彗星(C/2011 L4)

C/2011 L4 PANSTARRS 撮影:津村光則 氏

 今年は、3月にはパンスターズ彗星(C/2011 L4)、12月にはアイソン彗星が見ごろとなります。彗星は、ぼんやりと輝き、尾が伸びて見える姿から、ほうき星とも呼ばれます。彗星は、チリを含んだ氷の塊(汚れた雪玉のようなもの)で、大きさは数十m~数十kmあります。太陽に近づくことで氷が融かされ、それが太陽の光で照らされて尾となって見えます。

 パンスターズ彗星が太陽に最も近づくのは3月10日です。太陽に近づくほど尾が長く伸び、彗星自体の明るさも明るくなります(2月末現在の予報では、パンスターズ彗星は3等級くらいになると予想されています)が、太陽が近いために見るのが難しいです。太陽が沈んだ直後、まだ空が明るい時間に、西の低空に位置しているためです。太陽から少し離れた3月15日ころ、日の入り30分後がオススメです。ただ、3月15日でも日の入り30分後の高さは10°ほどしかありません(下図参照)ので、西の空が開けた場所で見ましょう。肉眼で見るのが難しいので、双眼鏡を用意しておくと良いですね。

 

パンスターズ彗星(C/2011 L4) 2013年2月13日朝撮影

撮影:津村光則 氏 (HP:http://park10.wakwak.com/~tsumura/

 

 

パンスターズ彗星の位置 日の入り30分後(札幌の空)

 

パンスターズ彗星の高度が低くビルや樹木にさえぎられ、科学館や天文台から見ることはできません。そのため、パンスターズ彗星の観望会等は予定しておりません。あしからずご了承ください。

パンスターズ彗星の位置 日の入り30分後(札幌の空)

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