近年の天文現象(1月23日 更新)

 みなさんは、どの程度覚えていらっしゃいますか?(主に札幌での見え方と特筆すべき事柄を掲載しています。時刻の後の「出」「没」は地平線に対するものです。)


 


1990年代      2000年代      2010年代


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1990年


  皆既月食=2月10日4時11分(最大108.0%、曇)


  ハッブル宇宙望遠鏡の設置=4月24日


    (スペースシャトル・ディスカバリー号によって宇宙に運ばれる)


  オ-スチン彗星(4等級) =4~5月


  部分日食=7月22日12時04分(最大30.1%)


北欧・シベリアなどで皆既


  レビー彗星=8月


  部分月食=8月6日23時12分(最大68.2%)


  日本人初の宇宙飛行士=12月2日TBS 秋山氏(ソユーズ)


 


1991年


  ハワイ・メキシコ皆既日食=7月11日現地時刻


18年ごとに繰り返される大型の皆既日食。大勢の人が海外に出かけました。


  ペルセウス座流星群活発=8月13日


  部分月食=12月21日19時33分(最大9.3%)


 


1992年


  日の出日食=1月5日7時05分出→ 7時49分(高度7度で食の終わり


  白鳥座新星=2月19日(V1974Cyg)最大4.4等級


  初のカイパーベルト天体=8月31日


  毛利氏エンデバーに搭乗=9月12日(スペース・シャトル)


  スイフト・タットル彗星の検出=9月26日木内氏


  島根県美保関に隕石落下=12月10日


  部分日食=12月24日8時49分(最大66.2%)


 


1993年


  シューメイカー・レビー第9彗星の発見=3月24日


  M81に超新星=3月28日


  皆既月食=6月4日22時01分(最大156.7%、曇で見られず)


  北海道南西沖地震=7月12日22時17分


  水星の太陽面通過=11月6日12時08分→ 13時45分


  月の出帯食=11月29日16時01分出→ 17時12分


 


1994年


  シューメイカー・レビー第9彗星が木星に衝突= 7月17日~22日


大望遠鏡でなければ見られないと予想されていた衝突痕は、札幌市天文台の20cm望遠鏡でも捉えられました。しかし、それを外に伝えるインターネット環境はありませんでした。ともあれ、雨の降らない暑い夏でした。


 


1995年


  兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)=1月17日5時47分


  石川県根上町に隕石落下=2月18日


  火星の小接近=2月11日


  部分月食=4月15日21時18分(最大11.7%)


  土星の環の消失= 5月22日、8月11日、11月19日、96年2月11日


この現象はおよそ15年ごとに起こります


  ヘイル・ボップ彗星の発見=7月23日


土星軌道よりも外側にあるときでの発見で、巨大彗星であることが予想されました。


  部分日食=10月24日13時57分(最大4.1%)東南アジアで皆既


曇で見られず


  太陽系外惑星の発見=ドップラー法


 


1996年


  茨城県つくば市に隕石落下=1月7日


  百武彗星が地球に接近=3月~4月尾の長さ100度


前年末に発見され、急速に明るくなり、一時北極星の側を通ったこともあって一晩中観測されました。記録的な尾の長さとなりました。


 


1997年


  部分日食=3月9日10時18分(最大75.4%)シベリア等で皆既


1981年7月31日以来の大きな日食で、曇の中最大までは見られました。


  火星の小接近=3月21日


  ヘイルボップ彗星=3月(未明)~4月(夕方)マイナス等級


期待通り、大都会の中でも肉眼で見られるほどの明るさになりました。そして大勢の人が見ました。


  マーズ・パスファインターが火星着陸=7月4日


  皆既月食=9月17日3時47分(最大119.7%)


台風19号が接近し見られず


  土星食= 10月16日3時37分→ 4時33分


 


1998年


  ESO184-G82銀河に極超新星(1998bw)= 4月25日発見


  ジャコビニ流星群活発=10月8日


しし座流星群が大出現するだろうと予測していたロシアの科学者がジャコビニ流星群の出現時刻についても的確に予想しました。ここで用いられた「ダスト・トレイル理論」は、その後のしし座流星群の出現予報に威力を発揮しました。


  火星食=11月14日1時17分出→ 1時58分


  しし座流星群= 11月17日未明突発出現


ヨーロッパで、明るい流星を中心にした出現が見られました。


  宇宙の加速膨張の発見→宇宙項の再評価→ダーク・エネルギー


 


1999年


  半影皆既月食= 2月1日1時18分


半影にすっぽり入るものの、本影に掛からない月食です


  冥王星最遠の惑星に復帰=3月14日(1979年1月21日以来)


  部分月食=7月28日20時34分(最大40.2%)


  水星の太陽面通過=11月16日6時27分出→ 7時09分


  しし座流星群ヨーロッパで活発出現=11月18日


日本でも翌日の未明に1時間当たり100個前後という活動が見られましたが、見逃した人も多かったようです。


  わし座に新星(V1494)= 12月2日、最大4.0等級?




 


2000年


  木星と土星の接近=5月31日 20年ごと


  リニア彗星3.5等級?=7月


残念ながら途中で分裂し消滅しました。


  皆既月食=7月16日22時56分(最大177.3%)


またしても悪天候!


  しし座流星群出現=11月18日


かに座に太月があったこともあり、わずかな出現があった程度です。


  すばる望遠鏡の運用開始


  太陽系外惑星の検出=トランジット法


 


2001年


  皆既月食=1月10日5時21分(最大119.5%)


札幌での皆既月食は悪天候、というジンクスが続いています。


  火星接近=6月22日


  部分月食=7月5日23時56分(最大49.9%)


  木星食=8月16日3時18分→ 4時03分(未明に見られました。


  土星食=10月8日3時31分→ 4時33分(未明に見られました。


  しし座流星群大出現!!!! =11月19日未明


日本各地で1時間当たり数千個という出現が見られ、活発な活動は夜明けまで続き、青空の中でも飛んでいました。


 


2002年


  木星食=1月27日


  M74 に超新星(SN2002ap)= 1月29日発見。


  土星食=3月20日


  池谷・チャン彗星=4月


  部分日食=6月11日7時55分(最大33.5%)


 


2003年


  水星の太陽面通過=5月7日(曇で見られず


  小惑星探査機「はやぶさ」打ち上げ=5月9日


  昼間の金星食=5月29日


  火星大接近=8月27日。8月21日~ 9月1日視直径25秒以上


数値的には歴史的な接近となったこともあり、全国で大勢の人が見ました。


 


2004年


  ブラッドフィールド彗星=4月下旬の明け方


  月没帯食=5月5日5時31分(欠け始め高度5度、月没4時23分)


  ニート彗星とリニア彗星=5月中旬


期待通りには明るくなりませんでした。


  金星の太陽面通過=6月8日14時12分→ 19時10分没


日本では130年ぶり!でしたが、札幌では悪天候のため見られませんでした。


  ペルセウス座流星群活発?=8月12/13日


  部分日食=10月14日11時31分(最大38.0% 快晴)


  太陽系外惑星の検出=重力マイクロレンズ


 


2005年


  部分月食=10月17日21時04分(最大6.8%)


  火星接近=10月30日


 


2006年


  惑星の新しい定義により、冥王星は「準惑星」に分類( IAU 総会)=8月6日


  部分月食=9月8日3時52分(最大19.0%)


  水星の太陽面通過=11月9日6時19分出→ 9時10分


次は、2062年5月11日、2095年5月9日


 


2007年


  さそり座に新星= 2月4日、最大3.8等級


  部分日食=3月19日11時59分(最大4.7%)


  新潟県中越沖地震=7月16日10時13分


  皆既月食=8月28日19時38分(最大148.1%)


   ただし、皆既の始めで高度6度、最大で13度


札幌では皆既月食のたびに悪天候となるのが20年以上続いていましたが、この月食でやっと天候に恵まれました。


  プレアデス星団食=9月30日


  火星接近=12月19日


  太陽系外惑星の直接撮像


 


2008年


  プレアデス星団食=7月27日、10月17日


  シベリア・モンゴル・中国で皆既日食=8月1日


日本では、利尻・礼文島で日没帯食。


  M61に超新星(SN 2008in)=12月27日


 


2009年


  人工衛星同士の衝突=2月10日 


ロシアのコスモス2251とイリジウム33衛星がシベリア上空790kmで衝突し、大量のデブリが発生しました。


  部分日食=7月22日11時10分(最大50.5%) 


沖縄の北の諸島で皆既が見られるはずでしたが、全国的に悪天候となりました。札幌でも雲越しの日食となりました。この日食は1991年のシリーズのものでした。


次回の皆既日食は、2035年9月2日10時、北陸から関東にかけて見れます。北海道では、1963年7月21日4時以来となる2063年8月24日9時、津軽海峡両側で見られます。


北海道では、1963年7月21日4時以来となる2063年8月24日9時、津軽海峡両側で見られます。


  土星の環の消失= 8月11日、9月4日(太陽に近く観測困難)




 


2010年


  部分月食=1月1日4時24分(最大8.2%)


  小惑星探査機「はやぶさ」帰還=6月13日(オーストラリア)


  部分月食=6月26日20時39分(最大54.2%、高度10度)


  皆既月食=12月21日17時18分(最大126.1%)


   ただし、皆既の始めで高度6度、最大で12度。


天候に恵まれ最後まで見られました。


 


2011年


  東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)=3月11日14時46分


  部分日食=6月2日4時50分(最大8.6%)


  月没帯食=6月16日3時23分→ 3時56分没


  M101に超新星(SN 2011fe)=8月24日


  皆既月食=12月10日23時32分(最大111.0%)


久しぶりに条件の良い皆既月食!しかし、皆既に入る前に曇ってしまいました。


  ラヴジョイ彗星(C/2011 W3)=クロイツ群


南半球で、-3~4等級となり、長大な尾を見せました。クリスマス大彗星」。ISSからも、その美しい姿が撮影されました。


 


2012年


  部分日食=5月21日7時49分(最大84.0%)


金環日食が見られるのは鹿児島から関東にかけての太平洋側のみ。札幌では部分食でしたが、中央区は快晴で最後まで見られました。(南から東にかけての区では曇られたようです。)


次回の金環日食は、2030年6月1日16時56分前後北海道だけで見れます。


  月の出帯食=6月4日20時04分(最大37.8%、高度8度)


月の出が欠け始めという月食で、天文台では19時40分頃になってやっと建物の陰から欠けた満月が姿を現しました。


  金星の太陽面通過=6月6日7時09分→ 13時49分


   (次回は105年後の2117年12月11日11時)


天気予報では見られないかもしれなかったのですが、幸い進入の部分は見られました。札幌では9時前から雨になりました。


  うるう秒の挿入= 7月1日9時


  金星食=8月14日2時46分~3時49分


潜入近くまで雲がありましたが、出現はよく見られました。


 


2013年


  チェリャビンスク隕石落下= 2月15日日の出前(現地)


シベリア上空に大火球とそれに伴う衝撃波が観測されました。大きさは20m前後で一部は隕石として地上に落下しました。突入速度は秒速19km ほど。また、非常に多くのドライブカメラで、発光し始める前から記録されました。


  パン・スターズ彗星= 3月


北海道では明るい姿は見られませんでした。その後北極星に近づき、写真ではとても長いアンチテイルが写されています。


  M74に超新星(SN 2013ej)= 7月25日発見、2002年以来


  いるか座に新星= 8月14日、最大4.4等級


  アイソン彗星= 11月 


大変期待を持って待たれましたが、当初予想されたよりも核は小さく、12月1日に太陽に最接近した後に消滅しました。


  ラヴジョイ彗星(C/2013 R1)= 11月~ 


アイソン彗星が注目される中、アイソン彗星よりも明るく長期間にわたって観測されました。


 


2014年


  M82に超新星(SN2014J)= 1月21日発見。


1993年にはすぐそばのM81に超新星が現れています。


  火星小接近= 4月5日~ 4月23日視直径15秒以上。


およそ木星の半分ほどの大きさに見えました。


  部分月食= 4月15日18時17分出→ 18時33分終


  金星と木星が接近(12’)= 8月18日


  皆既月食=10月8日(最大117.1%) 18時14分→ 21時35分


ほぼ快晴で、最後まで見られました。


  サイディング・スプリング彗星が火星に最接近(11万km)= 10月20日


火星探査機によると、火星大気成分に流星起源と思われるマグネシウムが大量に観測されたとのことです。流星というよりもコマの成分だったかもしれません。


  木星規模の肉眼黒点出現=10月17日(東端)~10月30日(西端)


裏側期間を過ぎて、11月中旬に再び姿を表しました。長寿命黒点です。


  小惑星チュリモフーゲラシメンコ彗星にESAのフィラエが着地=11月12日


着地時に固定がされず、数回ジャンプして岩陰に着地しました。


 


2015年


  ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)=1月中旬におうし座で4等級


札幌は悪天候が続いていましたが、空の暗いところでは肉眼で見られました。


  皆既月食=4月4日21時01分(最大100.5%)


  うるう秒の挿入=7月1日9時


  金星と木星が接近(0.3°)=7月1日、夕方低空


  アメリカの探査機「ニュー・ホライゾン」が冥王星に接近= 7月14日


  火星・木星と金星が接近=10月18日、朝方低空


 


2016年


  部分日食= 3月9日11時18分(最大12.8%)


この日食は、インドネシアから太平洋で皆既日食になります。


  火星小接近= 5月16日~ 6月14日視直径18秒以上


 


2017年


  水星食= 7月25日18時41分(16度)→ 19時40分(5度)


  部分月食= 8月8日3時22分(最大25.2%)


半月後の21日18時30分前後、皆既日食がアメリカ合衆国で見られます。皆既時間は短いのですが、交通の便が良いので多くの人が見に出かけるかもしれません。


 


2018年


  皆既月食= 1月31日22時30分(最大132.1%)


  火星と土星が接近= 4月2日4時、直ぐ側にM22


  皆既月食=7月28日5時23分(最大161.4%)


  火星大接近= 7月23日~8月9日視直径24秒以上、南天低空


 


2019年


  部分日食= 1月6日10時13分(最大53.9%)


この日食は、地球上で中心食は見られません。(本影が地球に掛からない)


  部分日食= 12月26日15時27分(最大26.5%)


オマーン→インド→インドネシア→フィリピン南沖で金環日食


 


2020年


  部分日食= 6月21日17時01分(最大29.1%)


アフリカ→イエメン・オマーン→チベット→台湾で金環日食


  木星と土星が接近= 12月21日18時(8.6 度)


2000年以来


 


2015.01.23 更新


 




【参考文献】


新こよみ便利帳、暦計算研究会編、恒星社厚生閣


ステラナビゲータ Ver.9.2b、アストロアーツ


暦象年表、理科年表、国立天文台編、国立天文台


 


 


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