食べたものは体の中でどうなるの?

みなさんは、おなかがすいた時、おなかが『グー』と鳴ったことがありますね。みなさんが「お腹の虫」と言っているものです。この音は、胃の中にたまった空気の音です。食べ物を見たり、おいしいにおいなどの刺激を受けると、胃が大きく動いて、中にたまった空気が腸に送り出される時『グー』と鳴るのです。

 

さて、みなさんは食べることによって体をつくり、そして生活しています。食べたごはんは、どのようにしてからだの中に取りこまれるのでしよう。

 

まず、食べ物は口の中でかみくだかれます。ここでは、ごはんなどのデンプンが糖に分解されます。そして唾液と一緒に胃の中へ入っていくのです。

 

食べ物が胃の中に入ってくると、壁の厚さがわずか5mmの胃が、伸び縮みして食べ物をこねはじめます。そして、胃の内部はピンクから赤色に変わり露のような液体がふき出します。これは胃液といい1日3リットルも出ます。胃液は澄んでいて無臭でなめるとすっぱく、肉をたった3時間で溶かしてしまう強い酸性の液体(pH2)です。

 

でも、あなたの機嫌が悪い時は、溶かすのに6時間近くかかることもあります。心理状態によって、胃のはたらきも影響をうけるのです。

 

溶かされた食べ物は、胃から出て十二指腸に入ります。この消化器は、指を12本並べたくらいの長さなので、このように呼ばれています。

 

ここでは、まっ黒なアルカリ性の胆汁、そしてすい液をかけ、胃の中で酸性になった食べ物を中性に変えます。

そして、おもに脂肪を消化し小さな油にしてしまいます。

 

ドロドロにとけた食べ物は小腸におくられていきます。からだに必要な栄養物は、強い吸収力をもつ絨毛ではじめて体内に吸い取られます。これは全部広げるとテニスコート2面分にもなる広いものです。絨毛は栄養物の吸収を終えると、はがれ落ちて死んでしまい、あとから新しい絨毛が生えてきます。そうしないと、強い吸収力を維持することができないのです。

 

小腸で吸収されなかった食べ物は、残った水分だけが吸収され、残りは大腸でウンチとなるのです。

 

このように、食べ物は口から入って、残りがウンチとして出てくるまで、全長約9mの消化管を24時間くらいかけて旅をするのです。

 

 

 

《長寿の秘密、乳酸菌?》

大腸の中には悪い菌と、良い菌が一緒に住んでいます。その数なんとl00兆個!1つずつ並べると地球2周にもなるのです。重さは?というと、全部で重量約1kgにもなります。

 

大腸の中にはどんな菌が住んでいて、どんなはたらきをしているのでしょう。

たとえば、ウェルシュ菌は下痢をおこし、クロストリジウム菌はおならを臭くしています。1996年、O-157という菌によって多くの人たちが食中毒になってしまいましたが、これは病原性大腸菌のひとつです。これらは、悪い薗のなかまの代表です。

 

逆に、良い菌の代表は、乳酸菌、ビフィズス菌などがあり雑菌を抑えるのに役だっています。

 

ところで、みなさんは長生きをしたいですか。

 

日本人の平均寿命は約80歳です。でも地球上には平均寿命が100歳以上で、しかも元気にはたらいているという長寿の民族も多いのです。

 

その原因は何だと思いますか。そのヒントはウンチの中にあったのです。ブルガリア人の中には長寿の民族がいます。この中で100歳以上の老人たちのウンチを調べたら、驚いたことに普通ヒトの中から見つけることができない「ウシのなかにいる乳酸菌」がたくさん発見されたのです。

 

みなさんも乳酸菌を多く含むヨーグルトなどを食べると長生きできるかも知れませんね。

 



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