氷の中はどうなっているの?

 

氷を薄くけずってガラス板に張りつけたものを氷の薄片と呼び、水の光学的性質を、調べる試料に使います。

この氷の薄片に、図のように2枚の偏光板を通して光を当ててみると、モザイク状のたいへん美しい色がついて見えます。

 

《偏光板》

光は、波の進む方向に直角な振動方向を持った横波と呼ばれるものです。自然の光には、いろいろな振動方向のものが含まれており、偏光板は、この混ざった光の中から一定の方向に振動する光だけを取り出すはたらきをします。

※この取り出された光を偏光といいます。

 

氷の薄片に偏光を通すと、透明な氷の部分部分が、赤、青、黄色など七色に色づいて見えるのは、なぜでしょう。

普通、氷といっているものは、たくさんの氷の結晶(単結晶)の粒の集まったもの(多結晶体)です。

氷は、たくさんの結晶が不規則に集まってかたまりをつくるため、光を通す方向がばらばらです。そのため、偏光のような限られた一定方向の光を当てると、通りぬける方向がそれぞれの結晶ごとに異なり、七色の色がついて見えるのです。

 

 



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