積もった雪はどうなるの?

降ってくる雪は、最初のうちは地面でとけてしまいますが、そのうちに根雪となって、どんどん積もり、2月中旬の札幌では1m以上になります。

 

それでは、それまでに降り積もった雪は下の方でいったいどのようになっているのでしょうか。

 

まわりに木などがなく、人もあまり行っていない場所に雪穴を掘ってみました。 よくみると、しま模様があります。この一つ一つの層を雪層といい、だいたい一回に降ってきた雪の量だといえます。

 

この雪のしま模様全体を積雪断面といいます。

 

積雪断面を観察すると、積もったばかりの雪はふわふわして軽いのに、下の方にいくにしたがって氷の粒のようになって固くしまっています。

なぜでしょうか。

積もったばかりの新雪は、ふわふわとしてすきまが多く空気をたくさんふくんでいます。その雪粒が蒸発で丸味をおび、さらに、雨や暖気、積雪内部での温度差などで雪質が変化しながら、積雪による重みで圧縮されていきます。

そうすると、だんだん密度を増し、すきまが少なくなって、固くしまってしまうのです。

だんだん変化していく積雪は、その密度や形の特徴から次の図のように分類します。

 

主な特徴

  • 新雪:雪の結晶のおもかげ。すきまが大きく、空気をたくさんふくみ、やわらかく、軽い。
  • しまり雪:丸味をおびた石ころのような形。くっつき合っていて、粒は小さい。
  • 霜ざらめ雪:かくばった形。さらさらした感じ。
  • ざらめ雪:まとまりのない形。肉眼でわかるほどの大きさの粒。まわりに氷の層のあることが多い。 

 

《南極の氷の話(雪から氷へ)》

積雪の変質が進むと、雪の間のすきまが閉ざされて氷となります。そのときの密度はおよそ0.8g/cm3以上です。 雪から氷に変わるのは、北海道の大雪山の雪渓では1〜3年くらいです。 ところが、南極の氷河(氷床)では、表面から数10mの深さで、数百年の年月がたっているそうです。 氷河というのは、極地や高山に降り積もった雪が氷に変わったものなのです。ですから、氷河は、雪の化石といえるでしょう。



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