スキーをはいて、ストックで地面を押すと、地面を押しているのに自分の体が前に進みます。これは、地面を押すことによって自分の体が逆向きの力を受けているからです。
このように二つの物体があって、片方が押すともう片方も押し返してくるというように、お互いに押しあったり引きあったりすることを作用・反作用といいます。
みなさんが床の上に立っている時は、何の力もはたらいていないように見えますね。しかしよく考えてみると、みなさんは自分の体重で下向きに床を押していて(作用)、床はみなさんの体重を支えるように上向きに力を加えている(反作用)のです。