みなさんは今電車に乗っています。電車が動き出しました。
電車が走っている時に真上にとび上がったとします。落ちる所はどこでしょう。
ちょっと考えると、はじめに立っていた所より後ろに落ちそうですね。でも立っている時と同じ所に落ちてきます。電車が走っていて、自分がとび上がっているのですから、落ちる所ははじめより後ろになるはずなのに、どうして同じ所に落ちてくるのでしょう。
これは慣性の法則というきまりによっておきる現象なのです。
ボールがころがったり、物が落ちたりすること、いろいろな物体が動いたり止まったりすることを運動といいます。
この物体の運動がどのようなきまりに従っているのかを追求して、その原因を明らかにしたのが、あの有名なニュートンです。木からりんごが落ちるのを見て、万有引力の法則を発見したという話はあまりにも有名です。
このニュートンは、物体の運動を
- 運動の第一法則(慣性の法則)
- 運動の第二法則(物体に加えたカの大きさとそれによっておこる物体の運動の速度の変化との関係を表す法則)
- 運動の第三法則(作用・反作用の法則)
の三つにまとめました。