電波って跳ね返るの?

太陽が出ている日に池の表面を見ると、キラキラとまぶしく光るようすが見られます。これは、日光が水の表面ではね返っているからです。(光の反射)

また、おふろに入って、自分の指を見たとき、短く見えたりすることがあるでしょう。これは、光が水と空気のさかいめで折れ曲がったからです。(光の屈折)

電波も、光のように反射や屈折をします。遠くはなれた海外の短波放送を、日本でも聞くことができます。電波は、どのような経路でとんでくるのでしょう?

ラジオ放送の電波(短波や中波)は、上空の電離層と地表の間で反射しながら私たちのところまでとんできます。決して、地中を通ってくるわけではありません。鉄筋のビルの中ではラジオがよく聞こえないことや、ビルのかげではテレビ放送が受信できないことはよく知っているでしょう。これは、ビルの鉄筋(金属)が電波を反射するためなのです。金属などの電気を通すもの(導体)には、電波を反射するという性質があります。

 

《電離層》

地球の上空は、地上よりはるかに強い紫外線が太陽から注がれています。紫外線が酸素や窒素の原子に当たると、電子が原子核から離れ、自由に動ける電子になります。このように電子が原子核から離されることを電離といい、電離した電子が層をなしているのが電離層です。地表から50〜数千km上空に存在しています。自由に動ける電子が多数あるということは、金属と同じように導体であるということですから、電波は反射されるのです。しかし、電波がまばらにあるため、長い波長の電波は反射されますが、短い波長のテレビ放送などは反射されることはありません。

また、電離層は紫外線の届かない夜などは、昼と異なった状態になります。夜になると、遠くにある放送局の放送がよく聞こえることを経験したことのある人は、たくさんいることでしょう。

 

 



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