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気象衛星「ひまわり」って何?
《気象衛星の歴史》
人類の夢をのせて、人工衛星が初めてあがったのは、ソ連のスプートニクで、1957年のことです。1960年には、アメリカが気象観測を目的とした衛星タイロスを打ち上げ、これ以後、気象衛星が天気予報に登場するようになりました。日本では、1977年に「ひまわり1号」、1981年に「ひまわり2号」が打ち上げられ、茶の間に雲画像を送ってきました。
現在、ひまわり5号が上がり、宇宙の気象台の役目をはたしています。「ひまわり」は、愛称で、GMSが正式の名前です。
《GMS》
Geostationary Meteorological Satelliteの略で、地球といっしょに動く気象衛星、つまり静止気象衛星という意味です。
ひまわりは、東経140度の地点の赤道上空約36000kmの所にあり、地球と同じ速さで動いています。ですから、地球からながめるといつも同じ位置にあるように見えるため、静止衛星ともいわれます。
中国では、静止衛星のことを、「同歩衛星」と言います。地球といっしょに歩くという意味です。
ひまわり本体の重さは、約725kg、大きさは、直径約2m、高さ約4.5mです。胴体部分には、可視赤外走査放射計という一種のカメラがあり、地球の表面や雲のようすを撮影します。また、いつも地球の方を向くようにしたアンテナがあり、地球との交信に使われます。更に胴体の外側は、太陽電池パネルになっています。テレビや新聞でおなじみの雲画像は、毎日1時間毎に撮影し、送られてきます。
ひまわりで観測できる範囲は、半径約6000kmで地球の1/4程度です。(円形画像)円形画像を5つに分割し、日本付近を見やすくしたものをH画像とよんでいます。
この雲画像には、可視光線によるカメラで写した可視画像と赤外線によるカメラで写した赤外画像の2種類があります。可視画像は、太陽光線を反射しているようすを写していますから、肉眼で見たのと同じように見えます。赤外画像は、地面や雲の温度に応じて出ている熱の強弱を写していますから、昼夜の区別なく、地面や雲の温度のようすがわかります。
ひまわりの寿命:およそ5年くらいです。
ひまわりが撮影を開始し、受信機で受像するまでに約30分かかります。まず、ひまわりが1回撮影するのに約25分かかり、その後、撮影したデータを地球へ送り、処理して見やすい形になおします。その処理されたデータを再びひまわりへ送り、最後に地上ではそのデータをパラボラアンテナを使って受信します。これに5分かかるので、合計約30分が必要なのです。
